ウインルーセント（2004年生、母ジリーズヘイロー）

ウインルーセント（2004年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋輝く」。毛色は栗毛。種牡馬のカリズマティック（当時8歳）と交配したジリーズヘイローが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田正己。戦績は、中央平地19戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の桜島特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、桑田正己から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって2,205万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額3,800万円（9.5万×400口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

10月7日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入った。

10月29日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

11月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったナックルパートに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

2月17日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったパルティーレに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルサンテクニカルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

4月15日、中2週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、デマントイドリバーにクビ差交わされて2着となった。

6月23日、中9週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のウィキウィキに1馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュルードパーソンに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

7月28日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下の宮崎競馬100年記念（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く3着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイキヴァンベールに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（2008年）

1月13日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

2月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5歳（2009年）

2月15日、約12か月の休み明けで迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。