グッゲンハイム（2006年生、母ウインクアンドキス）

グッゲンハイム（2006年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ニューヨークの美術館」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時11歳）と交配したウインクアンドキスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方34戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1七八。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（2009年）

1月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた3戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月22日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったジーシーベンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

10月19日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた7戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般B2十（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウショウターボに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、中1週で迎えた8戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ第1戦（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のハルカゼゴールドを3/4馬身振り切って断然の支持に応えた。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、池本徳子騎手を鞍上に迎えて、第1戦女性騎手の祭典開幕賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、シルバーステッキ賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のドーリーゴンザレスに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月12日、中1週で迎えた11戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月18日、中4週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったマトリックストートに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、早春特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に敗れた。

3月5日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステッキ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月15日、中0週で迎えた15戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したデアモントに3/4馬身届かず2着となった。

5月17日、中3週で迎えた18戦目は、いたばし二輪草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴモラに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、千代田区特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、テスタロッサに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のレッドビスティーをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

9月3日、中5週で迎えた23戦目は、すみだ特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた24戦目は、三宅島帰島5周年記念特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた25戦目は、渋谷区特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、時雨特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた27戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5歳（2011年）

5月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、りょうけん座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月6日、中0週で迎えた29戦目は、目黒区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林拓未騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた30戦目は、足立ビューティフルウィンドウズ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた31戦目は、てんびん座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小林拓未騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた32戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、アメリカンアンバサダーカップ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

8月13日、中0週で迎えた33戦目は、ほうおう座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林拓未騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた34戦目は、やぎ座特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林拓未騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月12日、中1週で迎えた35戦目は、うお座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林拓未騎手（5戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた36戦目は、世田谷区特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林拓未騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月30日、中4週で迎えた37戦目は、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林拓未騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた38戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林拓未騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6歳（2012年）

5月11日、約5か月半の休養明けで迎えた39戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2十五 C3一（大井ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた40戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本村直樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。