ニシノグレードワン（2001年生、母ニシノグレート）

ニシノグレードワン（2001年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ＧＩレースでの活躍を期待して」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したニシノグレートが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地28戦1勝2着4回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

菅原泰夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

7月20日、デビュー戦は五十嵐雄祐騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

9月20日、中6週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月8日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（2004年）

1月17日、中4週で迎えた8戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったビッグライデンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月7日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、最後はベルビオラと並んで4着同着となった。

4月11日、中1週で迎えた12戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたアイアイサクラ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったエフエロッチにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月1日、中5週で迎えた18戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（5戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月12日、中5週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したコスモジャイブを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のケイエスプレジャーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月3日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4歳（2005年）

1月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマニンパンテールにハナ差届かず2着に惜敗した。

2月6日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた25戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に敗れた。

6月25日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月1日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。