ニシノグラス（2010年生、母タイキマリーナ）

ニシノグラス（2010年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時15歳）と交配したタイキマリーナが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ニシケンファーム。戦績は、地方38戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年のユースフルステッキ賞(一般C2十五)。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

7月12日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヴァンヴェールに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

9月5日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタフアスリートに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったマインダンサーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

3歳（2013年）

5月15日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（4戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

7月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C4-6（門別ダート1200m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパーブレーヴを自慢の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月15日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアクレジタルを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

8月28日、中1週で迎えた11戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニイカップクイーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月24日、中3週で迎えた12戦目は、日高生産連特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったリーベに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、カンナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた14戦目は、JAとみかわルシナ特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったショウにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた15戦目は、こぶねちゃん新キャラ記念特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（11戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C12 C21（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（12戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

12月31日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の3歳C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4歳（2014年）

1月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた19戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

2月27日、中2週で迎えた20戦目は、横川尚央騎手を鞍上に迎えて、ユースフルステッキ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキングビジョンを3/4馬身振り切って5勝目を手にした。

3月12日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサメノコキックを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月22日、中2週で迎えた23戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた24戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したエスタンシアを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月22日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2五六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月22日、中4週で迎えた32戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた34戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5歳（2015年）

1月27日、中5週で迎えた35戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた36戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた37戦目は、もこ族の集い特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた38戦目は、桜湯特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。