タマモファバージ(1985年生、母アサタケ)

Tamamo Faberge

1985.05.07

タマモファバージ(1985年5月7日)は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフアバージ(当時24歳)と交配したアサタケが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1988年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

吉永忍厩舎(栗東)へ入厩。

2歳(1987年)

10月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬京都芝1400m 晴/良)に出走。馬体重は426kg。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬京都芝1200m 雨/良)に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手(1戦0勝)。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬京都ダート1200m 曇/稍重)に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手(2戦0勝)。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったトウカイシルバーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中2週で迎えた4戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利京都ダート1200m 晴/良)に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったワードンスティールに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利阪神ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手(1戦0勝)。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したリメンバーユーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利阪神ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手(2戦0勝)。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3歳(1988年)

1月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利京都ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手(3戦0勝)。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサマンサトウショウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利京都ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手(4戦0勝)。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のミリオンアイドルに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月28日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下阪神ダート1800m 晴/稍重)に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手(5戦1勝)。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下阪神ダート1700m 晴/重)に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手(6戦1勝)。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったメイショクボーイに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳400万下阪神ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手(7戦1勝)。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた12戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下京都ダート1400m 曇/良)に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上400万下小倉ダート1000m 小雨/不良)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は南井克巳騎手(8戦1勝)。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下小倉ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手(9戦1勝)。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上400万下小倉ダート1700m 曇/不良)に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手(10戦1勝)。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳(1989年)

3月12日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、山本康二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上400万下中京ダート1700m 晴/良)に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月20日、中9週で迎えた17戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下阪神ダート1800m 曇/重)に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下阪神ダート1800m 晴/良)に出走。鞍上は武豊騎手(3戦0勝)。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。