パワーズフォンテン（1996年生、母ダイナエリクシール）

パワーズフォンテン（1996年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時6歳）と交配したダイナエリクシールが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は清水スタッド。戦績は、中央平地19戦5勝、地方23戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年のラジオ福島賞(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1999年）

7月18日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウカガヤキに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2000年）

1月8日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のリージェントブラフに3馬身の差をつけて休養明けの一戦を制した。

1月30日、中2週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のワンダープロポーズをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

2月20日、中2週で迎えた5戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

3月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

4月2日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、5歳以上1600万下の湾岸ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月22日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のトーホウアイリスに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月27日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上1600万下の阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1800m 雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下のアイルランドトロフィー（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のラジオ福島賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイキポーラに1馬身1/4の差をつけて5勝目を掴み取った。

11月18日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は白坂聡騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた14戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の尾張ステークス（中京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2001年）

4月29日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上1600万下のみちのくステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（4戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のエメラルドステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下の福島テレビ杯（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

6歳（2002年）

11月11日、約17か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、いで湯特別（上山ダート1800m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナリタワールドに7馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、出羽の国特別（上山ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のセントアトラスに3馬身の差をつけて7勝目を収める

12月23日、中3週で迎えた22戦目は、山中尊徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のクリスマス・マイルハンデ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のイシノオアシスに4馬身の差をつけて8勝目を収める

7歳（2003年）

1月8日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の神奈川新春盃（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエスプリシーズに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中4週で迎えた24戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8歳（2004年）

1月15日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの多摩川オープン（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山中尊徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の如月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中尊徳騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山中尊徳騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6月29日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの隅田川オープン（大井ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた30戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’04シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月18日、中5週で迎えた31戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のアフター5スター賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

9月30日、中5週で迎えた32戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤隆騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

11月15日、中6週で迎えた33戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’04ムーンライトカップ（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた34戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、’04勝島賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

9歳（2005年）

4月19日、約4か月半の休養明けで迎えた35戦目は、林卓磨騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のシュンエイゼネラルに2馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。

6月1日、中5週で迎えた36戦目は、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林卓磨騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた37戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で林卓磨騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のポースに5馬身の差をつけて優勝

7月26日、中3週で迎えた38戦目は、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林卓磨騎手（3戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月21日、中7週で迎えた39戦目は、多良岳カップ（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で林卓磨騎手（4戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた40戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた41戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は林卓磨騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10歳（2006年）

1月25日、中7週で迎えた42戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。