マチカネアオイ（2003年生、母マチカネモユル）

マチカネアオイ（2003年2月2日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋葵」。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時17歳）と交配したマチカネモユルが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方4戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の日高町建設協会特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月14日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月23日、連闘で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ツリーオブライフに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2007年）

5月30日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた3戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、スターリングローズ賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシェレルダンサーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月19日、中2週で迎えた4戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったカムトゥルーから1馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、うらかわ馬フェスタ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラプライムから1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg減らして迎えた6戦目は、日高町建設協会特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナイスチトセを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5歳（2008年）

3月16日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に敗れた。