シロヤマハーツ（2002年生、母シャトーモア）

シロヤマハーツ（2002年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋心」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフサイチソニック（当時5歳）と交配したシャトーモアが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）賀張中川牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、地方12戦4勝。主な勝ち鞍は2006年のヴィクトリーチャレンジ(一般B3 C1)。

経歴

デビュー前

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月17日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したワイルドリバーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、最後はコスモエンゲージと並んで4着同着となった。

10月11日、中2週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3歳（2005年）

1月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はシベリアンハンターと並んで7着同着となった。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

9月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 小雨/重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた19戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

12月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

4歳（2006年）

1月24日、中4週で迎えた21戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビービーシグナスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月23日、中3週で迎えた22戦目は、フェブラリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

6月14日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るテラノリファードを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

7月5日、中2週で迎えた24戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、くろうま賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月1日、中5週で迎えた26戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月30日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、JBCウイークオープニング賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた28戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

12月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、グッドラック特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルアプローズを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5歳（2007年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた30戦目は、迎春賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲームメーカーを豪快な末脚で3/4馬身差し切って4勝目をマークした。

6歳（2008年）

8月18日、約20か月の休み明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた31戦目は、山野勝也騎手を鞍上に迎えて、星月夜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。