ヤマイチチャチャ（2006年生、母ビューティフィリー）

ヤマイチチャチャ（2006年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋茶々姫より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時9歳）と交配したビューティフィリーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は名古屋鎮一。戦績は、中央平地5戦0勝、地方40戦3勝。2008年のウィナーズチャレンジに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

5月15日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイブルインレースを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラシャイニーに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月8日、中3週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのサマーチャレンジ2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた6戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦2勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた8戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

3歳（2009年）

3月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた10戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた11戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

7月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から27kg増やして迎えた12戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の朝顔特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレンドゴールドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて制した。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1二三（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤江渉騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五六（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で藤江渉騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤江渉騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、息の入らないペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1七八（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤江渉騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で藤江渉騎手（8戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

4歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤江渉騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

1月12日、中1週で迎えた22戦目は、初鷹賞（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で藤江渉騎手（10戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた23戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤江渉騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月24日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、春風特別（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4月26日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた25戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた26戦目は、さきたま古墳賞（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C2二三四（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和博騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和博騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月12日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和博騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた30戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和博騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月24日、中2週で迎えた31戦目は、（社）埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で加藤和博騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた32戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、烈風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

5歳（2011年）

1月7日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2十六十七（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた35戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2十三14十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2十三14十五（浦和ダート1600m 雪/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2十四15十六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。

4月29日、中7週で迎えた39戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎真騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2十六十七十八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（9戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月2日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2十三（浦和ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は山崎真騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2十二十三十四（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は加藤和博騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた43戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎真騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた44戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（7戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた45戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（8戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。