ヴァレンティーネ（2010年生、母ホワイトウォーター）

ヴァレンティーネ（2010年5月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ヴァレン湖より＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時11歳）と交配したホワイトウォーターが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は的場牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着4回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、的場牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月21日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

11月17日、中3週で迎えた2戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したテーオートマホークを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3歳（2013年）

1月20日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のキクノブレインを半馬身振り切って初白星を挙げた。

2月3日、中1週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

3月24日、中6週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ワンダフルジュエルにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月12日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリノタカラチャンから1馬身1/4差の2着となった。

7月6日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい14着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフレックスハートに1馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

11月30日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鳴海特別（中京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2014年）

3月22日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた15戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

5月10日、中3週で迎えた16戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、エンジェルビーツに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のハニーバニーに1馬身の差をつけて優勝

12月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

5歳（2015年）

1月18日、中5週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦2勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた22戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4月21日、中9週で迎えた23戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、’15 メトロポリタンエイプリルカップ競走（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、’15スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

8月2日、中7週で迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた27戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、スマイルシティ・品川特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

11月5日、中4週で迎えた28戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。