タマモハーバー（2006年生、母ハイドザキャンディ）

タマモハーバー（2006年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のボストンハーバー（当時12歳）と交配したハイドザキャンディが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地16戦3勝、地方8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

清水英克厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月28日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のショウナンマゴコロに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月29日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月16日、中3週で迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

7月5日、中6週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。16着に敗れた。

10月31日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

4歳（2010年）

1月5日、中5週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の気力でしぶとく粘り込んで、最後は2着のザドライブを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

1月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

5月16日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月4日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のグロッキーバルボアを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

7月31日、中3週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月11日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

5歳（2011年）

1月8日、中3週で迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず15着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた17戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、川西源氏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシンボリバッハを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

3月1日、中1週で迎えた18戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、さわやか特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた19戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、軽機開発「闘う零細企業」出版記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた20戦目は、ラジオ関西558賞（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のハッシャバイを半馬身振り切って優勝

6月8日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、トップオブザロックに交わされて3馬身差の2着となった。

7月6日、中3週で迎えた23戦目は、夕刊フジ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は板野央騎手（1戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。