ヤマニンプレシオサ（2017年生、母ヤマニンスフィアー）

ヤマニンプレシオサ（2017年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+素敵な(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴァンセンヌ（当時8歳）と交配したヤマニンスフィアーが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は廣田光夫。主な勝ち鞍は2020年の小樽特別(1勝クラス牝)。

経歴

デビュー前

星野忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

11月30日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のグランエクセレントを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2020年）

1月18日、中6週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの菜の花賞（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のデイリー杯クイーンカップ（東京芝1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた6戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた7戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、最後はナタラディーヴァと並んで3着同着となった。

8月30日、中2週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のホーリーラインに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

10月11日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

11月8日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

4歳（2021年）

2月6日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスのテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた15戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

3月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの豊橋特別（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

4月4日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

5月22日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラスの高尾特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（10戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた20戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月17日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

11月13日、中5週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5歳（2022年）

3月12日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた25戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた26戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの高尾特別（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（11戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月2日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた30戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた31戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた32戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

2月25日、中4週で迎えた33戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラスの天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた35戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの丹波特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月27日、中8週で迎えた36戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた37戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

9月30日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた38戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月28日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた39戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい17着に終わった。

7歳（2024年）

3月3日、約3か月半の休み明けで迎えた41戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

8月24日、約6か月の休養明けで迎えた42戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清洲特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。