ヴィンチェロ（2016年生、母ゴールドカルラ）

ヴィンチェロ（2016年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私は勝つ（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したゴールドカルラが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。主な勝ち鞍は2020年の楽天競馬杯ポイント貯まる賞(一般B2四)。

経歴

デビュー前

佐藤茂厩舎（金沢）へ入厩。

3歳（2019年）

7月14日、デビュー戦は吉田晃浩騎手を鞍上に据えて、3歳戦の悟君2回目来場お土産代取るぞ記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のエムテイロードに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月8日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦の一般社団法人福井県畜産協会長賞 B特選（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月17日、中7週で迎えた6戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったプレミアムコマチを半馬身捉え切れず2着となった。

4歳（2020年）

3月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、アンコールステージにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月24日、連闘で迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオリエンタルローズに8馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

4月13日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のサンビリングスに2馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

5月17日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

7月7日、中6週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、一般B2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コードジェニックに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた12戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（9戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のハワイアンダンサーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月1日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般B1八（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（10戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、祝★BK!テイパー統一記念杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。