ジェネラルグラント（2010年生、母グリントウィーク）

ジェネラルグラント（2010年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「グラント将軍」。2012年にNARグランプリ2歳最優秀牡馬を受賞した。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時10歳）と交配したグリントウィークが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回、地方24戦6勝2着3回。2012年の全日本2歳優駿(Jpn1)で2着に入った他、2012年のクローバー賞(オープン)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞2勝を挙げた。

経歴

デビュー前

広森久雄厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

6月14日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は534kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のルシャトーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクラグオーを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的支持に応えた。

8月4日、中4週で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたアットウィル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

9月1日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、2歳G3の札幌2歳ステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

10月10日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のアウトジェネラルをクビ差振り切って3勝目をマークした。

11月8日、中3週で迎えた6戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

12月19日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったサマリーズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3歳（2013年）

3月27日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアウトジェネラルに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月5日、中5週で迎えた10戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたインサイドザパーク決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中4週で迎えた11戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた12戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミータローに4馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

4歳（2014年）

2月26日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のソルテを3/4馬身振り切って6勝目を奪取した。

4月2日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎駿騎手（7戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月30日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎駿騎手（8戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はタレてしまい12着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた16戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎駿騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

10月22日、中5週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた19戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（10戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

5歳（2015年）

1月22日、中5週で迎えた20戦目は、’15ウインタースプリント（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したリアライズリンクスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

2月25日、中4週で迎えた21戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（12戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

6月17日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（13戦3勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6歳（2016年）

5月25日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた23戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月22日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた24戦目は、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

9月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、’16ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

11月15日、中7週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた26戦目は、インタラクションカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。