トーホウグローリー（2013年生、母トーホウメドゥーサ）

トーホウグローリー（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋栄光」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時13歳）と交配したトーホウメドゥーサが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は竹島幸治。主な勝ち鞍は2017年のがんばれ笠松競馬(一般B1)。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

6月19日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

7月17日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

9月23日、中9週で迎えた3戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月7日、中1週で迎えた4戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

11月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドヴァローレに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、中0週で迎えた6戦目は、3歳C9（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムタービンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマコトガラハッドに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2017年）

1月2日、中2週で迎えた9戦目は、株式会社丸増商会59周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアデプタスメジャーに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、乙川特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ターゲリートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（5戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジェイエルマリーンに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月17日、中1週で迎えた13戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、片浜十三里特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデザートナイトに6馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（7戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のルッセカッテルに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月5日、中2週で迎えた16戦目は、恋路が浜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（8戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったジェイエルマリーンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（9戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエイシンヒアゴーズに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（10戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のプリミティブライフに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月20日、中3週で迎えた19戦目は、かに座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（11戦8勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた20戦目は、てるてる坊主賞（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（12戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた21戦目は、青龍神賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（13戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったウォーターエイトに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月26日、連闘で迎えた22戦目は、イサキ賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（14戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のキミノマリアを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

8月21日、中3週で迎えた23戦目は、こうま座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐藤友則騎手（15戦9勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターエイトを猛烈な末脚でアタマ差だけ差し切って断然人気に応えた。

9月19日、中1週で迎えた25戦目は、乙女座特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（16戦9勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた26戦目は、がんばれ笠松競馬（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（17戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒデノクィーンを凄まじい末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす