アイリッシュクイン（2005年生、母プリペアーフォーレイン）

アイリッシュクイン（2005年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時17歳）と交配したプリペアーフォーレインが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、地方29戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年のフューチャー。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、藤沢牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、岩手県馬主会によって315万円で落札された。

葛西勝幸厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2007年）

9月15日、デビュー戦は斎藤雄一騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセイントマーベラスに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のりんどう賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の純情米いわてひとめぼれ杯（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサチノマオに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の寒菊賞（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた7戦目は、2歳A1（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦2勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

3歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた8戦目は、3歳A2（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は8戦連続で斎藤雄一騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳戦の社団法人水沢青年会議所杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で斎藤雄一騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦の菜の花賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で斎藤雄一騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で斎藤雄一騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

6月14日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた12戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で斎藤雄一騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のミルキーウェイカップ（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で斎藤雄一騎手（12戦2勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の佐源建設の夢杯（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で斎藤雄一騎手（13戦2勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のキリン潤る茶杯（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で斎藤雄一騎手（14戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず最後はモエレアンドロメダと並んで8着同着となった。

8月10日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で斎藤雄一騎手（15戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で斎藤雄一騎手（16戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた18戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で斎藤雄一騎手（17戦2勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2四（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で斎藤雄一騎手（18戦2勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた20戦目は、オクトーバーカップ（盛岡ダート3000m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で斎藤雄一騎手（19戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は21戦連続で斎藤雄一騎手（20戦2勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は22戦連続で斎藤雄一騎手（21戦2勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は23戦連続で斎藤雄一騎手（22戦2勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4歳（2009年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で斎藤雄一騎手（23戦2勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したゴッデスフラワーを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で斎藤雄一騎手（24戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は26戦連続で斎藤雄一騎手（25戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5月23日、中3週で迎えた27戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C1十（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。