カズサルミナール（1991年生、母ヤマイチトップ）

カズサルミナール（1991年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時13歳）と交配したヤマイチトップが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田寛治。戦績は、中央平地28戦2勝2着1回、地方10戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1996年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

凾館一昭厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1993年）

11月22日、デビュー戦は大友勝利騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は435kg。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスワカマツに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1994年）

1月13日、中6週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大友勝利騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったイクノローマンからクビ差の2着に甘んじた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の南天特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大友勝利騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンテリトリーをクビ差制して勝利を手に入れた。

2月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大友勝利騎手（3戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったクラシャトルから半馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大友勝利騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月21日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、3歳戦の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大友勝利騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の関東オークス（川崎ダート2000m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で大友勝利騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったケーエフネプチュンから3馬身差の2着となった。

6月9日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦の若竹賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で大友勝利騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月12日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大友勝利騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた10戦目は、九十九里特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で大友勝利騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のハクサンダンサーに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

12月3日、中7週で迎えた12戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4歳（1995年）

1月14日、中5週で迎えた13戦目は、長峰一弘騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の相馬特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月13日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の瀬波特別（新潟ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったヘイセイエルザに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月18日、中4週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた19戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のブルーカメリアをアタマ差振り切って勝利をモノにする

11月18日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

12月16日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリッツリーターに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月3日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（9戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

6月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、麦秋ステークス（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月22日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、初風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

10月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、貴船ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

11月30日、中5週で迎えた29戦目は、B.マーカス騎手を鞍上に迎えて、’96ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた30戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

6歳（1997年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月26日、約3か月半の休み明けで迎えた32戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のむらさき賞（東京芝1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた34戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

10月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた36戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の秋嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた37戦目は、4歳以上1600万下の霜月ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた38戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。