マイネルマルス（2003年生、母イブキローマン）

マイネルマルス（2003年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の農耕と戦いの神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時8歳）と交配したイブキローマンが21歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、中央平地26戦1勝2着2回、地方7戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,400万円（14万×100口）で一口馬主が募集された。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月2日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったミヤギノサクラにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた5戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（2006年）

1月23日、中4週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月25日、中8週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/重）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた9戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

9月10日、中7週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月18日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったランキングに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンリュクスを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月21日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた18戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったエキサイトアルダンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

1月11日、中4週で迎えた19戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ファンシーステッキ特別（船橋ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月23日、中3週で迎えた22戦目は、ミランダ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

10月20日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2008年）

2月6日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた29戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（7戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたサンダーオブハード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月13日、中4週で迎えた30戦目は、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（8戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったピエールバスターを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月31日、約5か月半の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた33戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（9戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。