アポロフィオリーナ（2008年生、母ベルビオラ）

アポロフィオリーナ（2008年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ビオラ（花）の種類」。毛色は鹿毛。種牡馬のスニッツェル（当時6歳）と交配したベルビオラが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）平野牧場。戦績は、中央平地6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の初風特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月13日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンパピオネを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタイセイクライマーにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のメーヴェをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2011年）

2月26日、中8週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエーティーガンダムに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のオクルスに2馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

5歳（2013年）

4月29日、約19か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。