バースデイソング（1998年生、母オールセインツデイ）

バースデイソング（1998年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のパレスミュージック（当時17歳）と交配したオールセインツデイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方6戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2001年のツインパルス特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、ヤブウチによって945万円で落札された。

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

2月3日、デビュー戦は増沢由貴子騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月18日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢由貴子騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

5月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた4戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のツインパルス特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヘイアンステージを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の真野湾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で池田鉄平騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

11月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で池田鉄平騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月1日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で池田鉄平騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

4歳（2002年）

4月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C9（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲルヤスネビケに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦を制した。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C8（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧毅騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセフティーウイングに6馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧毅騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミナトキャンベルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

6月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C6（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧毅騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジコウゴールドに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月9日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C4（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧毅騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したランフォリンクスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。