クリノハッピー（2006年生、母ラストドーター）

クリノハッピー（2006年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸福な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時9歳）と交配したラストドーターが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害1戦0勝、地方35戦5勝2着6回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三枝牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、三枝牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永村侑によって325.5万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月8日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳戦のトルコ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

12月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

3歳（2009年）

1月17日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋智大騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた10戦目は、3歳戦のベテルギウス特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた11戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月31日、中6週で迎えた12戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月13日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般E9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴィスタを圧倒的な末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた14戦目は、大晦日特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4歳（2010年）

1月12日、中1週で迎えた15戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第1戦（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したウェリナを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月17日、連闘で迎えた16戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般Eニ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したロックスビスティーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、連闘で迎えた17戦目は、教夫肇江祝御結婚特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

1月29日、連闘で迎えた18戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったピクチャーオブユーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般E6（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブルーダリヤに2馬身の差をつけて優勝

2月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般E3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた21戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のダイワマリーンを半馬身振り切って3勝目をマークした。

3月5日、連闘で迎えた22戦目は、流星の貴公子特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したシンセイサクラに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月13日、連闘で迎えた23戦目は、宮辻大空君祝1歳特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般E1（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロックスビスティーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗れた。

4月3日、連闘で迎えた25戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフラップジャックに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月17日、中1週で迎えた26戦目は、新緑萌ゆる土佐路特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2 C3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月1日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（6戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のリアルアンビシャスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

5月15日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋利幸騎手（7戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋利幸騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた31戦目は、実さん!!!おかえり特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月5日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（9戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた34戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、一般C8（福山ダート1250m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったリュウノコーチから4馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた35戦目は、一般C8（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C6（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた37戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、一般C8（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた38戦目は、池本徳子騎手を鞍上に迎えて、一般C6（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた39戦目は、一般C6（福山ダート1130m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池本徳子騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた40戦目は、一般C6（福山ダート1130m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池本徳子騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた41戦目は、福山・高知連携お龍シリーズ一戦（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で池本徳子騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた42戦目は、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で池本徳子騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月31日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた43戦目は、福山・高知連携桝屋清右衛門シリーズ二戦（福山ダート1250m 雨/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた44戦目は、一般C5（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は池本徳子騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月27日、連闘で迎えた45戦目は、一般C7（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池本徳子騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた46戦目は、一般C7（福山ダート1130m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池本徳子騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。