ココアスナイン（2015年生、母ワイメアビーチ）

ココアスナイン（2015年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名愛称＋人名愛称＋ナンバー９」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時12歳）と交配したワイメアビーチが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C1 C2。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月28日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

3歳（2018年）

1月13日、中1週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったアキレアガールにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中3週で迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジェットラグに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月3日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4歳（2019年）

7月9日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた8戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギンセイゴウに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

8月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井章騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマニンフォルツァに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井章騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のセレッソプリマベラに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月18日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C2一二三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井章騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、勝ったメガゼウスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月11日、中2週で迎えた12戦目は、住めば、北区東京。賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井章騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井章騎手（5戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアトラエンテに4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

12月30日、中3週で迎えた14戦目は、黒羽麻璃央さんTCK来場記念（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井章騎手（6戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5歳（2020年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、春の楽天競馬賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井章騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフロリアーノに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月9日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井章騎手（8戦5勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉井章騎手（9戦5勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井章騎手（10戦5勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では稟性の勝負根性でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井章騎手（11戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

6月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井章騎手（12戦5勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月10日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井章騎手（13戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、サブノダンサーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月30日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1五六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井章騎手（14戦5勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のサッキーシンに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6歳（2021年）

1月21日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で吉井章騎手（15戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のスマートフレイをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月6日、約10か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で吉井章騎手（16戦7勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1十十一十二（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で吉井章騎手（17戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

2022年1月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。