サウンドレベッカ（2017年生、母サウンドバリアー）

サウンドレベッカ（2017年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+『絆』の意味を持つ人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したサウンドバリアーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月12日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 雨/不良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、6着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2020年）

4月5日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

6月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

7月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったリズムオブラヴに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のロードライトニングに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月19日、中6週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタンジェリンムーンに1馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

10月17日、中3週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたボンオムトゥック決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

11月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの再度山特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2021年）

5月23日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御在所特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの常滑特別（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの彦島特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの夕月特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。

5歳（2022年）

3月27日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり6着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの須磨特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

6月26日、中9週で迎えた17戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスのライラック賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの蛍池特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月18日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの尾張特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2022年12月22日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。