ワキノキセキ（2010年生、母ベルモントピノコ）

ワキノキセキ（2010年1月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時18歳）と交配したベルモントピノコが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ベルモントファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、脇山良之によって787.5万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

11月3日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカフェブリリアントに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のからまつ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

3歳（2013年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

5月12日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下の1960sダービーメモリーズシンザンカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のトーホウアマポーラを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の国立特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したスマートオリオンに3/4馬身届かず2着となった。

4歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5歳（2015年）

5月3日、約15か月半の休養明けで迎えた16戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

6月21日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

8月2日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。