マルタカユビキタス（2007年生、母アートギャロップ）

マルタカユビキタス（2007年2月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋いたるところに在る（ラテン語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時15歳）と交配したアートギャロップが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方6戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の笠松中学校3年還暦記念(C)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、池田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、池田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、高橋義和によって315万円で落札された。

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は536kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

3歳（2010年）

5月2日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた10戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

10月11日、中9週で迎えた12戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の笠松中学校3年還暦記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオーサンクロッカスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた13戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエーシンサンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオーサンクロッカスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、十六銀行J-Point杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2011年）

4月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた16戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラッキーパズルを自慢の末脚で半馬身差し切って久しぶりの実戦を制した。

4月16日、中1週で迎えた17戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。