テイエスハツヒメ（1999年生、母スギヤマワッスル）

テイエスハツヒメ（1999年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時15歳）と交配したスギヤマワッスルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ヤマタケ牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年のレダ特別(一般C1 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2002年）

1月11日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウィンリージェントにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロイヤルトウマに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月19日、連闘で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のミモザ特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ファンタオクィーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月12日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月22日、中0週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた7戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひなげし特別（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

8月10日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイケイケサンドリンをアタマ差振り切って優勝

8月18日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の鳳仙花特別（大井ダート1790m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったゼータホークアイに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月16日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定のハンデ戦のレダ特別（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアカネスカイに7馬身の差をつけて優勝

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

10月23日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、リエンダ賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2003年）

4月23日、約6か月の休み明けで迎えた14戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミヨノグリフィンをアタマ差だけ差し切って久々の実戦を制した。

6月24日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦の万緑賞（大井ダート1790m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた16戦目は、夏霧賞（大井ダート1690m 曇/重）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のジュライ賞（大井ダート1390m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた18戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の涼風賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた19戦目は、アルファード賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたフジマックレディー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月9日、連闘で迎えた22戦目は、ハンデ戦のオパール賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた23戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの’03TCKディスタフ（大井ダート1790m 雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2004年）

4月19日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、北斗七星賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた26戦目は、スパーキングスター賞（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた27戦目は、オメガ賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた28戦目は、早乙女賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた29戦目は、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は石崎隆之騎手（7戦1勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた30戦目は、ジュライ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

9月26日、中8週で迎えた31戦目は、リエンダ賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず5着に終わった。

11月2日、中4週で迎えた32戦目は、霜月賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（6戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。