ダイメイサンジ（2009年生、母ラーイズプライド）

ダイメイサンジ（2009年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時22歳）と交配したラーイズプライドが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害9戦0勝、地方27戦6勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年のSAGAジョッキーズグランプリ(C2-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北島牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、宮本孝一によって367.5万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は小島太一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月21日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月14日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したスリーヴェローチェを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月9日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、グッドラックカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイングサンデーに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2013年）

1月6日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（3戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のケージートチオトメに3馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

1月26日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大澤誠志郎騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったキタサンプライドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大澤誠志郎騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したケイティドリームを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

3月2日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたアロハタワー決め手に屈して半馬身差の2着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したワンマンライブを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のクラウンビーストに2馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のナンクルナイサに4馬身の差をつけて制した。

7月28日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のプロミシングユースを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。

8月16日、中2週で迎えた22戦目は、サンシャイン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず最後はナンクルナイサと並んで5着同着となった。

9月1日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺博文騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた24戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルマンゴスチンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月3日、中6週で迎えた25戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2014年）

3月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から7kg戻して迎えた27戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、春蘭特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた28戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入り込んだ。

7月13日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

9月3日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた31戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ファビィレイン特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

11月2日、中8週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた32戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた33戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2015年）

9月24日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は大江原圭騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2016年）

5月24日、約6か月半の休み明けで迎えた37戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ジェイダイトスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

7月3日、中5週で迎えた38戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

7月31日、中3週で迎えた39戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月20日、約3か月半の休み明けで迎えた40戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月11日、中2週で迎えた41戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後はヤマイチレジェンドと並んで9着同着となった。

8歳（2017年）

1月29日、中6週で迎えた42戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月21日、約5か月の休養明けで迎えた43戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、アルビレオ特別（門別ダート1800m 雨/良）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた44戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

7月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた45戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。