アロハタワー（2007年生、母マチカネベニザクラ）

アロハタワー（2007年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ホノルル港のシンボルタワー」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したマチカネベニザクラが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方24戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上C2。

経歴

デビュー前

重畠勝利厩舎（園田）へ入厩。

4歳（2011年）

11月3日、デビュー戦は笹田知宏騎手を鞍上に据えて、3歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。馬体重は515kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックチャーチに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で笹田知宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るリュウノタケシを豪脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

12月7日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹田知宏騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

5歳（2012年）

4月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

7月1日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、市塚久子さんお誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、湊藤子退職記念杯（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月7日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、曽良の盆灯特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネオスタンダードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月9日、中2週で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイートバーグマンに約13馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

10月7日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトシザノンリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、チャレンジレース（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のブラックレインを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

11月23日、中4週で迎えた13戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上C2 36（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、伸びてきたキャラメリゼ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

12月30日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6歳（2013年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のクィーンジラソーレに4馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

1月26日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトリックスターを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦3勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のダイメイサンジを半馬身振り切って9勝目をマークした。

3月24日、中2週で迎えた20戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（8戦4勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（9戦4勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（10戦4勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（11戦4勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。