ソウルミュージック（1999年生、母オオシマピレネー）

ソウルミュージック（1999年5月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のソウルオブザマター（当時8歳）と交配したオオシマピレネーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）大島牧場。戦績は、中央平地32戦3勝2着6回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

8月18日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

9月1日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月9日、連闘で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月14日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はエルガリートと並んで5着同着となった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったゴーストスズカに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3歳（2002年）

1月14日、中6週で迎えた8戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のピャオリャンに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月2日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したファンドリツバサを差し切れず、1馬身差の2着となった。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた14戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた15戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4歳（2003年）

2月1日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したミシシッピーハートに3/4馬身届かず2着となった。

6月15日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（10戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（11戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したステルスエミオを捕まえ切れず、ハナ差の2着に惜敗した。

7月26日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（12戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローレルアンジュに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（13戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったロングチェイサーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（14戦1勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のブラッシングスカイに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月12日、中4週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（15戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

5歳（2004年）

3月27日、約5か月半の休み明けで迎えた26戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（16戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディナマッハに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月20日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林淳一騎手（17戦2勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月7日、中6週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の塩沢特別（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（18戦2勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の瀬波特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（5戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた32戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、ベイシティカップ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトーコーカントに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた34戦目は、’04メトロポリタンオクトーバーカップ競走（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた35戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。