スプリングバルサ（2005年生、母スプリティットラス）

スプリングバルサ（2005年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スペインのサッカークラブの愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時10歳）と交配したスプリティットラスが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は折手牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方27戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2011年の一般C4五。

経歴

デビュー前

上原博之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は蓑島靖典騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

4月27日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったアイビスデージーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月27日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた5戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったノーススピリッツに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月10日、中1週で迎えた6戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラダイスブルーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中2週で迎えた7戦目は、さざんか特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2009年）

1月7日、連闘で迎えた8戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒシカスタムに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月11日、中4週で迎えた9戦目は、雪割草特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスズカワイルドを半馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

3月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月30日、中6週で迎えた11戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケンザンに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月1日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた13戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

5歳（2010年）

5月23日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

7月10日、中4週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大庭和弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

11月13日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

6歳（2011年）

6月14日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から39kg増やして迎えた18戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、名物食べて復興支援奥州手延麺（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のカネコメキラリを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4二（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和義騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた20戦目は、一般C4三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和義騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和義騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月4日、連闘で迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4五（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルファドリームに3馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

10月25日、中2週で迎えた23戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3四（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた25戦目は、JUNK LOUD A/W杯（金沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

11月29日、連闘で迎えた26戦目は、一般C3十（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた27戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったレインボーフォースに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月13日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3九（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で沖静男騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で沖静男騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた30戦目は、一般C3九（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で沖静男騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

7歳（2012年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、江下英昭騎手を鞍上に迎えて、名取市復興支援（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた32戦目は、宮古市復興支援（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江下英昭騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた33戦目は、夜桜列車特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は沖静男騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2四（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したタカミツグリーンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた35戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2三（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（11戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。