オヒナサマ（2014年生、母バンデリータ）

オヒナサマ（2014年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お雛様。本馬の誕生日より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時9歳）と交配したバンデリータが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者は小野瀨竜馬。戦績は、中央平地8戦0勝、地方14戦3勝2着6回。2017年の花吹雪賞(牝地方重賞)に勝利した他、2017年のル・プランタン賞(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

真島元徳厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は小松丈二騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は487kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したマリノピュアハートを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のストームクルーズに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小松丈二騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のロイヤルピンクに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

10月9日、中5週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオン（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小松丈二騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で小松丈二騎手（4戦2勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

3歳（2017年）

1月2日、中8週で迎えた6戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小松丈二騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ハクユウロゼに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

1月15日、中1週で迎えた7戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のタッチスプリントに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月11日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた8戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、春分賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、スターレーンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた10戦目は、晩春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったテイエムサンピラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のDS2017九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、秋涼賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、ワンダーアマービレに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた14戦目は、ビオラ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワンダーアマービレに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2018年）

1月14日、中9週で迎えた15戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた16戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

5月12日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。