ベルダーイメル（2017年生、母ルリニガナ）

ベルダーイメル（2017年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「真実(西)+稲妻(アイヌ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したルリニガナが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。2021年のかきつばた記念(ハンデJpn3)で3着に入った他、2022年の福島民友カップ(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、川島牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、杉澤光雄によって1,728万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3歳（2020年）

4月25日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

7月25日、中8週で迎えた6戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスズカゴウケツに7馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロッキーサンダーに6馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ギャラクシーソウルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月25日、中6週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥屋野特別（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカフェプリンスに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

12月20日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの三河ステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のロジヒューズに1馬身1/4の差をつけて優勝

4歳（2021年）

5月3日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稲妻のようなを披露したが、3着に終わった。

8月28日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ブルベアイリーデに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中2週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月16日、中3週で迎えた14戦目は、太秦ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（5戦2勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月26日、中5週で迎えた16戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

5月1日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、吾妻小富士ステークス（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月12日、中5週で迎えた18戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三宮ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月3日、中2週で迎えた19戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

8月27日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

10月15日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着を確保した。

11月20日、中4週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、福島民友カップ（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサンライズウルスをハナ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

12月28日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2023年）

1月29日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた24戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出し、5着に入り込んだ。

4月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた28戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、天保山ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

8月12日、中6週で迎えた29戦目は、阿蘇ステークス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた30戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のスマートフォルスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月9日、中3週で迎えた31戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 小雨/不良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったオメガギネスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

11月11日、中4週で迎えた32戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた33戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7歳（2024年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた35戦目は、大和ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月6日、約4か月半の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた37戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

10月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンのペルセウスステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。