スマートフォルス（2020年生、母スマートレグルス）

スマートフォルス（2020年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+惑星の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時17歳）と交配したスマートレグルスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は株式会社スマート。2023年の端午ステークス(オープン)に勝利した他、2024年のすばるステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジョヴィアンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月18日、中3週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの寒椿賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2023年）

2月19日、中8週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミラクルティアラに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

3月12日、中2週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4月30日、中6週で迎えた5戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマホロバを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月9日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったベルダーイメルにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、藤森ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（4戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったサンライズアムールに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったアイスリアンにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

4歳（2024年）

1月7日、中7週で迎えた9戦目は、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したテーオーステルスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの令月ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（7戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。