ミラクルティアラ（2020年生、母ミラクルレジェンド）

ミラクルティアラ（2020年2月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇跡+冠。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時17歳）と交配したミラクルレジェンドが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月20日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカネトシフラムに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2023年）

1月15日、中3週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアームズレインを差し切れず、3馬身半差の2着となった。

2月19日、中4週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったスマートフォルスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイトスターズに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月30日、中5週で迎えた7戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大通公園特別（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のサンライズグルーヴに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

10月8日、中6週で迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのトルマリンステークス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、サーマルソアリングに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの御陵ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ミッキーヌチバナにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ブライアンセンスに半馬身交わされて2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月14日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの雅ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの北山ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゴーゴーユタカ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のフランスゴデイナをクビ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。