ミキノノボリリュウ（2010年生、母トシハイジ）

ミキノノボリリュウ（2010年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋昇り竜」。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時7歳）と交配したトシハイジが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中村勝則。戦績は、中央平地17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村勝則から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、谷口久和によって430.5万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月5日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、サトノプリンシパルに交わされて4馬身差の2着となった。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、スズカファイターに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で熊沢重文騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るニホンピロホウオーを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月17日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた8戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、バサラヴォーグに3/4馬身交わされて2着となった。

11月17日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したタケルハヤテにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトゥヴァビエンを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2015年）

4月26日、約17か月の休養明けで迎えた12戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

6月27日、中6週で迎えた14戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

7月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

7月26日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデモニオに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。