ウルフ（2010年生、母ショウワグローリー）

ウルフ（2010年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「昭和の名横綱・千代の富士の愛称より。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時14歳）と交配したショウワグローリーが21歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鵜木唯義。戦績は、中央平地10戦0勝、地方29戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2013年の三熊山特別。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

野村彰彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

1月5日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

3月9日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスマイルユーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

9月15日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（4戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい10着に終わった。

11月23日、中9週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた11戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2014年）

1月17日、中3週で迎えた12戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、大畑騎手今年も勝ちまくれ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したウエスタンパレスを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、雪晴賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジュールドトネールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月7日、連闘で迎えた14戦目は、春蘭特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、バレルウェーブに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムダイトッパに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月4日、中1週で迎えた16戦目は、うお座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた17戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノチャクリをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4月3日、連闘で迎えた18戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた19戦目は、常節賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったウエスタンパレスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、スカパー!地方競馬ナイン特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた22戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、ひめゆり賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシルクペガサスに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた23戦目は、大日本プロレスカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、西脇市日本のへそ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上B1 B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

8月1日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた27戦目は、そのたんshopオープニング記念特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で杉浦健太騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

8月27日、中1週で迎えた28戦目は、高砂市制60周年記念特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で杉浦健太騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた29戦目は、近江牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で杉浦健太騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた30戦目は、DASH和歌山10月22日開設記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で杉浦健太騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で杉浦健太騎手（9戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で杉浦健太騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で杉浦健太騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で杉浦健太騎手（12戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で杉浦健太騎手（13戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた36戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、白雪レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5歳（2015年）

1月3日、連闘で迎えた37戦目は、初日の出レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた38戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた39戦目は、グルージャ盛岡杯（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地康朗騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったカーリーネイトに詰め切れず、8馬身差の2着に敗れた。