ワーキングボーイ（2003年生、母ワーキングイオン）

ワーキングボーイ（2003年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「働く少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時12歳）と交配したワーキングイオンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地35戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上1600万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,800万円（45万×40口）で一口馬主が募集された。

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフジヤマスウィープをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

10月8日、中3週で迎えた2戦目は、2歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中6週で迎えた3戦目は、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい13着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るステラディクオーレを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

7月8日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の栂尾特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天草特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月19日、中8週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた12戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の與杼特別（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

4歳（2007年）

1月6日、中5週で迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた14戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着を確保した。

3月11日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のエアオーサムに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月6日、約6か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の藤森特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のワールドドンをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウシャフトに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月24日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1600万下の初夢ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のカシノエスケイプを半馬身振り切って5勝目をマークした。

2月9日、中1週で迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

7月13日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村太雅騎手（4戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた26戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、BSN賞（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

10月25日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は田村太雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた28戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた30戦目は、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田村太雅騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず11着に終わった。

6歳（2009年）

1月4日、連闘で迎えた31戦目は、門松ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

2月28日、中5週で迎えた33戦目は、千葉ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

11月29日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた34戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、太秦ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた35戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。