コスモユピテル（2011年生、母マチカネレダ）

コスモユピテル（2011年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話の主神」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時8歳）と交配したマチカネレダが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の観音岩特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月7日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、アラバンサビコーにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

3月8日、連闘で迎えた5戦目は、3歳戦の西原明美還暦祝特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のキネオハンターに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のあみんこ1歳GⅠ特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったキネオスピリットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月25日、中7週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた7戦目は、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアワジノルーキーに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ジャストテイクワンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中0週で迎えた9戦目は、3歳（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた10戦目は、祝!駿大くん1歳特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のトーホウアダムに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月6日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、トーホウアダムにハナ差交わされて2着に甘んじた。

7月13日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-5（高知ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヤマトに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月27日、中1週で迎えた13戦目は、君が渕特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のミラクルホースに1馬身の差をつけて優勝

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオクマンチョウジャに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月31日、中1週で迎えた15戦目は、観音岩特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で赤岡修次騎手（11戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトロピカルメジャーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月15日、中1週で迎えた16戦目は、中土佐町のくれ天特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で赤岡修次騎手（12戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、ノムラクインワルツにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月4日、中2週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で赤岡修次騎手（13戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のダイワルビアに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月1日、中3週で迎えた18戦目は、銀杏特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で赤岡修次騎手（14戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1イ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で赤岡修次騎手（15戦8勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で赤岡修次騎手（16戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で赤岡修次騎手（17戦8勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。