マヤノテムジン（2005年生、母モガミヒメ）

マヤノテムジン（2005年2月24日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋ジンギス・ハーンの幼名」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時18歳）と交配したモガミヒメが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地14戦1勝、地方15戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月8日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3歳（2008年）

4月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るスナークマイハートを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

5歳（2010年）

5月16日、約19か月の休養明けで迎えた6戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月28日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で池崎祐介騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月24日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池崎祐介騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

6歳（2011年）

1月22日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

3月6日、中3週で迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の出水特別（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

7月2日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の行川特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

10月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7歳（2012年）

4月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、一般C4二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマカツダイリュウに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3二（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヤマカツライラックに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月24日、連闘で迎えた17戦目は、一般C3六（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のネオスタンダードに約15馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、東日本大震災復興支援（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトゥルーボーンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月5日、中3週で迎えた19戦目は、日高町地区馬産地賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松戸政也騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイクロスコープに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月1日、中3週で迎えた20戦目は、石動山開山祭特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松戸政也騎手（5戦4勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、和倉温泉杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松戸政也騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月19日、中4週で迎えた22戦目は、片山津温泉湯のまつり特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松戸政也騎手（7戦4勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったウェディングドレスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月2日、中1週で迎えた23戦目は、IPATカウントダウン30（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で松戸政也騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアヤミズキに7馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

9月30日、中3週で迎えた24戦目は、おしゃれメッセ2012（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松戸政也騎手（9戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のオーミレゴリスに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

10月23日、中2週で迎えた25戦目は、禅の里ロードレース特別（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で松戸政也騎手（10戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で松戸政也騎手（11戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた27戦目は、武家屋敷薦かけ特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で松戸政也騎手（12戦6勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた28戦目は、気多大社鵜まつり特別（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は14戦連続で松戸政也騎手（13戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月18日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、一般B2二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で松戸政也騎手（14戦6勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカルジュピターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。