ランデックディオサ（2011年生、母ウエスタンバスター）

ランデックディオサ（2011年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「オーストリアのランデック郡庁所在地＋女神（西）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時10歳）と交配したウエスタンバスターが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は大江牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2015年のスターガザール賞(一般B1三 B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大江牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって430.5万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、簗田満によって808.5万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

6月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月7日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に敗れた。

3歳（2014年）

2月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、ロイヤルトリニティにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦のルビーフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったマサヤに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、品川かえで賞（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、葛西賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒロソーラーに交わされて4馬身差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡紀騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月22日、中2週で迎えた14戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三十四（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、伸びてきたアエノカルティエ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月4日、中1週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた17戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、春の扉（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた18戦目は、イチリンソウ（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた19戦目は、花明り（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、鹿沼ブルー賞（盛岡芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネリッカを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月15日、中1週で迎えた23戦目は、スターガザール賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のラフィナートをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

7月11日、中3週で迎えた24戦目は、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（5戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

8月22日、中5週で迎えた25戦目は、一戸まつり賞（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた26戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（7戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた27戦目は、オクトーバーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月3日、中1週で迎えた28戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた29戦目は、もみじ賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた30戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。