マルハチジャルダン（2000年生、母レディープロスパー）

マルハチジャルダン（2000年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋庭園、競技場（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時23歳）と交配したレディープロスパーが13歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方24戦9勝。2003年のさつき賞(地方重賞)に勝利した他、2002年の若葉賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、占部貞夫によって577.5万円で落札された。

松浦正春厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2002年）

7月29日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳A3（上山ダート1250m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月2日、中4週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞の若葉賞（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーロイヤルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた4戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエイトボーイに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月3日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下の秋明菊賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

3歳（2003年）

4月13日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のさつき賞（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長橋秀樹騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイニングプレスに1馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東北優駿（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で長橋秀樹騎手（5戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で長橋秀樹騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノツヨシに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアラボワールに1馬身半の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月24日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

9月6日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた14戦目は、海王星特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトシサカエをアタマ差振り切って6勝目を収める

4歳（2004年）

5月23日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、こじし座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウスサスピションに1馬身の差をつけて7勝目を手にした。

6月27日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の万緑賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニシノコマンドに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月24日、中3週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ホマルハウト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

8月3日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、スピカ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のケイアイレーシングに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月18日、中6週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた20戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5歳（2005年）

5月30日、約8か月半の休み明けで迎えた21戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

6月8日、連闘で迎えた22戦目は、ポインタース賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた23戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた24戦目は、ふみづき賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

9月11日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた26戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月17日、中2週で迎えた27戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。