ラブトリック（2005年生、母イブキラフィアン）

ラブトリック（2005年3月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛＋秘訣」。毛色は栗毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時18歳）と交配したイブキラフィアンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は萩澤俊雄。戦績は、中央平地8戦0勝、地方13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2-16 17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、萩沢俊雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、吉永清美によって157.5万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

2月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

3月8日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚がパッとせず17着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井学騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

10月22日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったパラディフルールに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のさざんか賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

12月16日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のグランドセキトバを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

1月9日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月6日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2八アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤裕太騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2-16 17（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤裕太騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のグローバルキャストに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月18日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤裕太騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

5月2日、中5週で迎えた13戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月11日、中6週で迎えた15戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月26日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、豊岡・コウノトリ特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松平幸秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松平幸秀騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた20戦目は、DASHよかわ開設1周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松平幸秀騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた21戦目は、報知澪標特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松平幸秀騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。