ドンアチェカ（2020年生、母タガノラヴキセキ）

ドンアチェカ（2020年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+二人の馬主の頭文字、HとKのスペイン語読みより」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時15歳）と交配したタガノラヴキセキが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月15日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2023年）

1月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月4日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったツークフォーゲルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田望来騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクサンパイオニアを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

5月6日、中5週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

9月23日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2024年）

1月8日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、L.L.モリス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（7戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったクールブロンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（8戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスリリングチェイスに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。