ネイビーズサン（2001年生、母ネイビータッチ）

ネイビーズサン（2001年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部より＋息子」。毛色は栃栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したネイビータッチが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地2戦0勝、地方19戦2勝2着6回。2003年の園田ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入った他、2003年の兼六園ジュニアカップ(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

稻田彰宏厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2003年）

7月16日、デビュー戦は尾林幸二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は509kg。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスノーヴェンチャーに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸二騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したデミタスを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月16日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸二騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したセトノシェーバーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月15日、中3週で迎えた4戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸二騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

10月29日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸二騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸二騎手（6戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グッドライフに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた8戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸二騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のキヌガササファイヤを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸二騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジャングルパワーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

3歳（2004年）

1月22日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雪/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸二騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸二騎手（10戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は12戦連続で尾林幸二騎手（11戦2勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた13戦目は、3歳T1（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で尾林幸二騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミクマグローリにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳地方重賞の園田ダービー（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で尾林幸二騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月4日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は15戦連続で尾林幸二騎手（14戦2勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた16戦目は、闘竜灘特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で尾林幸二騎手（15戦2勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた17戦目は、サントリーモルツカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で尾林幸二騎手（16戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルサヒロインに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で尾林幸二騎手（17戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、大阪スポーツ賞（園田ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

5歳（2006年）

1月31日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに29kg増やして迎えた20戦目は、紀州鶏特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

2月10日、中0週で迎えた21戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。