キョウエイノーヴァ（1998年生、母イッキュウヤヨイ）

キョウエイノーヴァ（1998年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスターオブコジーン（当時10歳）と交配したイッキュウヤヨイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地19戦0勝、地方13戦5勝。主な勝ち鞍は2001年のチャンピオンジョッキー賞。

経歴

デビュー前

山崎尋美厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2000年）

8月11日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノミネに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の山茶花特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた3戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

3歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のシンビジウム特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエフキセキに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月3日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

6月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のイシノギャラントに7馬身の差をつけて3勝目を収める

7月4日、中1週で迎えた11戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のチャンピオンジョッキー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタカミスペラーレをハナ差制して4勝目を収める

10月22日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、三渓園特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドワンに3/4馬身の差をつけて優勝

11月16日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、秋霜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月29日、中5週で迎えた14戦目は、ターコイズ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野崎武司騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2002年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、マーチスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野崎武司騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた18戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の彦星賞（福島ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

9月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のおけさ特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい15着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた22戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

11月16日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美浦特別（中山芝2000m 小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。17頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく最後はカナハラドラゴンと並んで15着同着となった。

12月21日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の鳴海特別（中京芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

5歳（2003年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

4月12日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月20日、連闘で迎えた29戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月18日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の石和特別（東京芝1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた31戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。