ミリオンディスク（2004年生、母ハッピーリクエスト）
Million Disk
2004.03.29
ミリオンディスク（2004年3月29日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「百万枚のディスク」。毛色は栗毛。種牡馬のアフリート（当時20歳）と交配したハッピーリクエストが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦6勝2着5回、地方12戦3勝2着2回。2010年のJBCスプリント(Jpn1)で3着に入った他、2009年のカペラステークス(G3)に勝利するなど、重賞2勝を挙げた。
経歴
デビュー前
社台サラブレッドクラブにて総額2,600万円（65万×40口）で一口馬主が募集された。
長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2006年）
11月18日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は520kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。
3歳（2007年）
11月14日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から21kg減らして迎えた2戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイワミュートスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。
12月4日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバブルスプリングスに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。
4歳（2008年）
3月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のワンダープロに3馬身の差をつけて制した。
3月23日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたマルブツバンダリー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
4月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったカルナバリートにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
5月4日、中3週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアクセルファイヤーに4馬身の差をつけて4勝目を収める
5月18日、中1週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。
7月13日、中7週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって17着に敗れた。
11月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたマハーバリプラム決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
11月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリバータウンを3/4馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。
12月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。
5歳（2009年）
1月11日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の大和ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武幸四郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイリューシブネスを半馬身差し切って6勝目を挙げた。
2月7日、中3週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったペプチドルビーにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。
2月28日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、千葉ステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。
5月17日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた16戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴァンクルタテヤマを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。
5月30日、中1週で迎えた17戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。
11月22日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったワンダーポデリオにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。
12月13日、中2週で迎えた19戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダイワディライトをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を達成した。
6歳（2010年）
1月31日、中6週で迎えた20戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。
2月21日、中2週で迎えた21戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、G1のフェブラリーステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。
3月22日、中3週で迎えた22戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
4月7日、中1週で迎えた23戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。
5月3日、中3週で迎えた24戦目は、Jpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
6月17日、中5週で迎えた25戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガブリンに4馬身の差をつけて2つ目の重賞タイトルをゲットした。
8月16日、中8週で迎えた26戦目は、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったサマーウインドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
10月6日、中6週で迎えた27戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で蛯名正義騎手（8戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
11月3日、中3週で迎えた28戦目は、Jpn1のJBCスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蛯名正義騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。
7歳（2011年）
3月21日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蛯名正義騎手（10戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。
4月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた30戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で蛯名正義騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。
5月3日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた31戦目は、Jpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で蛯名正義騎手（12戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったセイクリムズンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
6月16日、中5週で迎えた32戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で蛯名正義騎手（13戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。
8歳（2012年）
2月4日、約8か月の休養明けで迎えた33戦目は、すばるステークス（京都ダート1200m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は村田一誠騎手（3戦2勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。
3月10日、中4週で迎えた34戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。