テイエスキャロン（1997年生、母バイワンゲットワンフリー）

テイエスキャロン（1997年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のキャロルハウス（当時12歳）と交配したバイワンゲットワンフリーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、地方29戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1999年の3歳。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1999年）

11月25日、デビュー戦は佐宗応和騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマキノビューティーに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2000年）

6月4日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフジミノルに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月20日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、セクシーディナーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中4週で迎えた5戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（5戦2勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

10月14日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1五六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐宗応和騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

11月17日、中4週で迎えた8戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4歳（2001年）

4月13日、約5か月の休み明けで迎えた9戦目は、一般C1六七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は佐宗応和騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月8日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐宗応和騎手（8戦2勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

7月12日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐宗応和騎手（9戦2勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒワノエンジェルに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月22日、中0週で迎えた12戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐宗応和騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた13戦目は、みずがめ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐宗応和騎手（11戦3勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、こうま座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐宗応和騎手（12戦3勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、天王星特別（大井ダート1700m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月23日、約7か月半の休養明けで迎えた16戦目は、渡邊一道騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月3日、中0週で迎えた17戦目は、自然薬品研究所杯（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡邊一道騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた18戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた19戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡邊一道騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた20戦目は、サンクス長井四ツ谷店記念（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1ロ（上山ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた22戦目は、一般B1ロ（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシノチナから2馬身半差の2着となった。

8月18日、中2週で迎えた23戦目は、一般B1イ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（2003年）

4月13日、約8か月の休み明けで迎えた24戦目は、俺の「栄」ステークス（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた25戦目は、父は馬券で祝杯記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、上山市石油協同組合記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（7戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた27戦目は、サンフレッチェ広島・山形遠征記念（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で馬渕繁治騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた28戦目は、竹之内永輝記念（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡邊一道騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月14日、中9週で迎えた29戦目は、遠藤颯誕生60日記念（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（9戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。