アイルグレイス（2015年生、母マイネノーブレス）

アイルグレイス（2015年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋優雅さ」。毛色は栃栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時6歳）と交配したマイネノーブレスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳B2。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月15日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

3歳（2018年）

1月17日、中4週で迎えた4戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

1月24日、連闘で迎えた5戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、3着に入った。

2月7日、中1週で迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

2月14日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月21日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた9戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒノモトに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月3日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、トキノヴァンクールに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月14日、中1週で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアサギリザクラ賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアップバングにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたトキノヴァンクール決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のカスミアラモードを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

5月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のキショウブ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

7月7日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、3歳戦のムラサキツユクサ賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた17戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳B1（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた19戦目は、3歳（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた22戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた23戦目は、キリン一番搾り賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、盛岡愛馬の会賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（9戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（10戦2勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2019年）

3月30日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月6日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

4月13日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、ありがとう平成こんにちは令和賞（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（15戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月12日、連闘で迎えた32戦目は、ともに翔ける2019 盛岡競馬開幕（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（16戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグレートシングスをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月19日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（17戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシミケンラブを3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（18戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

6月9日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（19戦3勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（20戦3勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。