スリーオリジン（2014年生、母スリーオーシャン）

スリーオリジン（2014年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋原点」。毛色は芦毛。種牡馬のスズカフェニックス（当時12歳）と交配したスリーオーシャンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。主な勝ち鞍は2018年の長月特別(一般B2)。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

5月6日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は400kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、西井・八木金シャチ二回目記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のナッシングエルスに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2018年）

3月23日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、私の瞳に映る競馬は十人十色で賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のララオーロに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のビックヒバリに2馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

5月23日、連闘で迎えた14戦目は、逢妻川特別（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフレンドリーナイトを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

6月22日、中3週で迎えた15戦目は、煮え渕ポットホール特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月19日、中3週で迎えた16戦目は、WeLove名古屋けいば&レオ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーニアスダンサーに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月10日、中2週で迎えた17戦目は、千鳥ヶ浜特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦4勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦の百間滝特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るプリンセスミオを凄まじい末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

9月11日、中1週で迎えた19戦目は、長月特別（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスリーアリアンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月13日、中4週で迎えた20戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。15着に終わった。

12月2日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

5歳（2019年）

3月2日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

3月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のライジングティアラに4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

4月18日、連闘で迎えた25戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた26戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた27戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた29戦目は、オドリコソウ賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったプリンセスミオに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月27日、中1週で迎えた30戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた31戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた32戦目は、カワハギ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた33戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた34戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（7戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（8戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた37戦目は、浅野皓大騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた38戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。