ヤマニンタリスマン（1995年生、母ヤマニントライアル）

ヤマニンタリスマン（1995年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時7歳）と交配したヤマニントライアルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地14戦0勝、地方24戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1999年の一般B3。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月1日、デビュー戦は山田泰誠騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦のうぐいす賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で山田泰誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

4月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田泰誠騎手（4戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田泰誠騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山田泰誠騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山田泰誠騎手（7戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月30日、中9週で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は山田泰誠騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた14戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

4歳（1999年）

1月2日、中5週で迎えた16戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、5歳C2（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた17戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、5歳C2（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、高田知和騎手を鞍上に迎えて、一般C1（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リワードオルデンに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高田知和騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高田知和騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた21戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は高田知和騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田知和騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハヤノメロディーに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、中1週で迎えた24戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高田知和騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた25戦目は、倶利伽羅特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田知和騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田知和騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トップトップトップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月2日、連闘で迎えた27戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で高田知和騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた28戦目は、一般B3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高田知和騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を5馬身以上確保して、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた29戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマジックナギサに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月21日、中1週で迎えた30戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月29日、連闘で迎えた31戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、寒椿賞（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5歳（2000年）

4月23日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた33戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、リードを2馬身以上キープして、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パールタイヨウに3/4馬身交わされて2着となった。

5月23日、中2週で迎えた34戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた35戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は高田知和騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田知和騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

7月4日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高田知和騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた38戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田知和騎手（13戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、リードを2馬身以上保って、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。